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再び敵地に乗り込むリナレス
前王者クロラとのリマッチで初防衛狙う 2017.03.24

 WBA世界ライト級王座とWBC同級ダイヤモンド王座を持つホルヘ・リナレス(31=帝拳)が25日(日本時間26日)、イギリスのマンチェスターで前WBA王者、現4位のアンソニー・クロラ(30=イギリス)の挑戦を受ける。両者は昨年9月に拳を交え、そのときは白熱した攻防のすえリナレスが12回判定勝ちを収めている。半年という短期間、しかも他試合を挟まない直接の再戦ということで両陣営の研究や工夫が勝敗を左右することになりそうだ。

 両者の初戦は昨年9月、今回の試合会場と同じマンチェスター・アリーナで行われた。WBA王座の2度目の防衛を狙う地元のクロラがプレッシャーをかけ、リナレスがスピードのあるパンチで迎え撃つ展開になった。競った内容だったが、最後に抜け出したのはリナレスだった。終盤の10回、11回、12回をすべて取り、3対0の判定勝ち。勝負が決まるとクロラがリナレスに歩み寄って祝福する姿が印象的だった。

 それから半年、両者が再び同じ舞台で拳を交える。前回と異なるのはそれぞれの立場だけだ。初戦を経てスピードやパンチ力、試合運びといった面でリナレスが上回っていることは明らかになっている。一方のクロラには地の利があり、さらに前進力、耐久力、スタミナなどに優れていることが分かっている。それだけに両陣営は初戦を詳細に分析して再戦に臨むものと思われる。

 ここで、昨年から今年にかけて世界の舞台で行われた再戦をチェックしてみたい。日本のファンの記憶に新しいのは昨年9月のWBCバンタム級タイトルマッチ、山中慎介(帝拳)対アンセルモ・モレノ(パナマ)戦ではないだろうか。1年前の大接戦(山中の判定勝ち)を受けて行われたこの試合、両者は完全決着を狙って初戦よりも近い距離でパンチを交換した。その結果、山中もダウンを喫したが、逆に4度のダウンを奪って7回TKO勝ち、決着をつけた。 その3ヵ月半後の大晦日、前WBAスーパーフェザー級王者の内山高志(ワタナベ)は、8ヵ月前に3度のダウンを喫して2回KO負けした相手、ジェスレル・コラレス(パナマ)との再戦に臨んだ。初戦の反省からか内山は慎重に戦ったが、その分、持ち味の攻撃力が目減りしてポイントを失うことになった。終盤のコラレスは青色吐息だったが、内山は詰め切れずに逃げ切られてしまい判定負けという結果に終わった。

 負けて失った王座を取り戻した例もある。今年1月、アメリカのラスベガスで行われたWBAフェザー級タイトルマッチがそれだ。レオ・サンタ・クルス(メキシコ)は半年前、カール・フランプトン(イギリス)に2対0の12回判定負けを喫して王座を失った。そのときは手数では大きく勝ったものの正確さを欠いたが、再戦では手数こそ初戦よりも減ったが逆に有効打で上回り、2対0の小差判定で雪辱を果たし王座奪回を成し遂げた。

 再戦が行われるということは両者の力量が接近していることの証左でもある。上記3試合でも分かるように、心理面を含め、ちょっとした工夫や修正が勝敗を左右することは多い。

 リナレス対クロラの再戦はどうか。心理面をはじめ総合的に有利なのはリナレスだが、クロラにも地元ファンの前で2度負けられないという意地があるだろう。初戦ではリナレスに巧みに迎え撃たれた場面が多かったが、今回は初戦以上に攻撃を徹底してくるものと思われる。そうなるとリナレスにとってリスクは高まるが、カウンターを打ち込むチャンスが膨らむというプラス面も出てくる。例に出した3試合のなかでは山中対モレノの再戦がイメージとして浮かぶ。両者が完全決着を狙う可能性が高いだけに、前回以上にスリリングな試合になりそうだ。個人的な予想としては、中盤から終盤にかけリナレスが回転の速い連打で仕留めるとみる。ちなみに初戦のオッズは3対2でクロラ有利だったが、今回は11対6でリナレス有利と出ている。



Written by ボクシングライター原功

ゲンナディ・ゴロフキン

ダニエル・ジェイコブス

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