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「破壊者」コバレフ vs 「神の子」ウォード
11/19 3団体統一世界ライト・ヘビー級タイトルマッチ 2016.11.18

 19日(日本時間20日)、アメリカのネバダ州ラスベガスで「クラッシャー(破壊者)」の異名を持つWBA、IBF、WBO3団体統一世界ライト・ヘビー級王者、セルゲイ・コバレフ(33=ロシア)と、04年アテネ五輪金メダリストで「神の子」のニックネームを持つ究極の技巧派、アンドレ・ウォード(32=アメリカ)の注目対決が行われる。パワー対テクニックという分かりやすい構図の頂上決戦だ。

 コバレフはアマチュア時代は選手層の厚いロシアで二番手、三番手に甘んじたが、7年前にアメリカでプロ転向を果たしてからは快進撃を続けている。13年にWBO世界ライト・ヘビー級王座を獲得し、翌年のWBA、IBF王者との統一戦も制して通算8度の防衛をマークしている。世界戦の9戦全勝(7KO)を含む戦績は31戦30勝(26KO)1分。この引き分けも一度はKO勝ちがコールされたものの、相手が「決定打が後頭部への打撃だった」と抗議。これが受け入れられて引き分けに変更されたもので、事実上のKO勝ちといえるものだ。KO率は84パーセントを超える。圧力をかけながら右ストレートで襲い掛かり、左フックから左右の連打を顔面、ボディに叩きつける好戦的なスタイルを確立している。「クラッシャー」の異名そのままの獰猛な強打者だ。以前はスタミナが不安視されていたが、この2年で12ラウンドを2度フルに戦いきっており問題ないことを証明している。

 挑戦者のウォードは04年アテネ五輪で金メダルを獲得するなど、アマチュアで119戦114勝5敗の戦績を残した。プロに転向してからは30戦全勝(15KO)で、アマチュア時代から20年以上も敗北を知らないという。ライト・ヘビー級よりも1階級軽いスーパー・ミドル級でWBAとWBCの世界王座を獲得した実績を持っており、コバレフに勝てば2階級制覇となる。こちらはスピードを生かした典型的な技巧派で、ディフェンス技術や頭脳的な試合運びに定評がある。「S.O.G.」(Son Of God=神の子)と名乗る自信家としても知られている。近年は肩や膝の故障、プロモーターとの確執などで試合数が少なく、その点が不安材料といえるが、逆に休養になっているというとらえ方もできる。

 試合1週間前の時点のオッズが5対4でウォード有利と出ているように、下馬評は真っ二つに割れている。コバレフの強打が炸裂、王者がKO防衛を果たすという予想と、ウォードのテクニックがコバレフのパンチを空転させて2階級制覇を果たすという見方だ。対照的な戦闘スタイルを持つ実力者同士の試合だけに展開予想は難しく、当日のコンディションや序盤の攻防が勝敗に大きく影響する可能性が高い。



Written by ボクシングライター原功

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