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五輪金メダリストのジョシュアが世界挑戦 2016.03.04

12年ロンドン五輪スーパーヘビー級金メダリストのアンソニー・ジョシュア(26=イギリス)が4月9日、イギリスの首都ロンドンのO2アリーナでチャールズ・マーティン(29=アメリカ)の持つIBF世界ヘビー級王座に挑戦することが決定した。昨年11月にウラディミール・クリチコ(39=ウクライナ)がタイソン・フューリー(27=イギリス)に敗れて王座陥落後、混戦状態に陥ったヘビー級戦線。プロで15戦全KO勝ちを収めている次代のスター候補は、期待に応えてベルトを腰に巻くことができるのか。

昨年暮れの時点でジョシュア陣営は世界挑戦の時期を「16年秋」と定め、4月9日にはテストマッチを計画していた。そんな矢先、フューリーが剥奪されたIBF王座をマーティンが獲得。両陣営がビジネス面で良好な関係にあったこともプラスに作用し、一気に両者の対決が具体化した。マーティンは相手国に乗り込んでの初防衛戦となる。

ジョシュアは11年の世界選手権では準優勝に甘んじたが、翌年のロンドン五輪で金メダルを獲得。43戦40勝3敗のアマチュア戦績を残して13年10月にプロデビューを果たした。身長198センチ、リーチ208センチ、体重111キロ前後の恵まれた体から繰り出す左ジャブと右ストレートを主武器にKOの山を築き、約2年で15連続KO勝ちを収めている。直近の試合は決着が7回まで延びたが、それ以外の14戦はすべて3回以内で片づけている。世界的な強豪との対戦が少ないため経験不足との声があるのも事実だが、WBCインターナショナル王座、英連邦王座、英国王座を獲得しており、現在はWBCとWBOで2位、IBFで4位、WBAでも12位にランクされている。ジョシュアが勝てばロンドン五輪金メダリストとしてはWBOフェザー級王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に次いで2人目の世界王座獲得となる。

そんなジョシュアの挑戦を受けるマーティンも、戴冠試合となった今年1月のビアチェスラフ・グラズコフ(31=アメリカ)戦を含め24戦23勝(21KO)1分と極めて高いKO率を誇る。身長196センチ、リーチ203センチ、体重約113キロの大型サウスポーで、スピードに乗った自在な攻撃が持ち味だ。しかし、グラズコフ戦は試合中に相手が足を負傷したための3回TKO勝ちだったこともあり、世界トップレベルの実力が備わっているかどうかは分からない。ジョシュアが勝負の時期を前倒しにして一気に頂点を狙うことに決めたのは、マーティンを与し易い相手と判断したからともいえる。

それを裏づけるように、試合発表と同時に出たオッズは6対1や7対1の大差でジョシュア有利と出ている。期待値が含まれているとはいえ、早くもさらなる新王者誕生のムードが高まっているのだ。

混戦状態に陥ったヘビー級戦線は、3月5日にWBA暫定王者のルイス・オルティス(36=キューバ)がアメリカでトニー・トンプソン(44=アメリカ)と対戦。同じ日にWBAレギュラー王者のルスラン・チャガエフ(37=ウズベキスタン)はロシアでルーカス・ブラウン(36=オーストラリア)の挑戦を受けることになっている。また、WBC王者のデオンテイ・ワイルダー(30=アメリカ)は元WBA王者のアレクサンデル・ポベトキン(36=ロシア)を相手に3度目の防衛戦を行うことが濃厚だ。フューリー対クリチコの再戦も夏までに実現するとみられている。

そんななか、ジョシュアがどんな戦いをみせ、どんな結果を出すのか。4月9日が待ち遠しい。


Written by ボクシングライター原功

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