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ミドル級頂上決戦 PART2
ミゲール・コットvsサウル・カネロ・アルバレス 2015.11.6

4階級制覇の実績を持つミゲール・コット(35=プエルトリコ)に、前WBA、WBC世界スーパー・ウェルター級王者のサウル・カネロ・アルバレス(25=メキシコ)が挑戦するWBC世界ミドル級タイトルマッチが11月21日(日本時間22日)、米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで行われる。10月に行われたゲンナディ・ゴロフキン(33=カザフスタン)対デビッド・レミュー(26=カナダ)に続く「ミドル級頂上決戦 PART2」ともいうべき注目ファイト。レミューを8回TKOで一蹴したゴロフキンと“決勝”で拳を交えるのは――。

主要4団体のうちゴロフキンはWBAのスーパー王座とWBC暫定王座、IBF王座を獲得しており、一歩先を歩いている。WBCは今回のコット対アルバレスの勝者にゴロフキンとの対決を義務づけており、順調にいけば来春には最終頂上決戦が実現する運びになるはずだ。そうした意味でもコット対アルバレスはきわめて注目度の高い試合といえる。
アマチュア時代に2000年のシドニー五輪に出場した実績を持つコットは、01年にプロ転向。以来、14年のキャリアで44戦40勝(33KO)4敗の戦績を誇る。スーパー・ライト級、ウェルター級、スーパー・ウェルター級、そして現在のミドル級と4階級で世界王座を獲得。世界戦だけでも23戦19勝(16KO)4敗という数字を残している。両グローブをアゴの脇に置いた安定感のある構えから鋭く踏み込み、得意の左フックを相手のボディ、顔面に打ち分ける強打者で、KO率は75パーセントと高い。今回の試合を前にアルバレスと一緒に回ったプレスツアーでは「11月21日にミゲール・コットのベストを披露する。やるべきことはフレディ・ローチ・トレーナーが指示してくれるので、まったく心配していない」と自信を口にした。ローチ・トレーナーも「コットがKOで勝つだろう」と予告している。
一方のアルバレスは05年に15歳でプロデビューし、10年間で47戦45勝(32KO)1敗1分の戦績を記している。唯一の敗北は2年前、フロイド・メイウェザー(アメリカ)に喫したもので、その後は3連勝(2KO)を飾っている。11年から2年半、スーパー・ウェルター級王座に君臨した実績を持ち、世界戦では8戦7勝(4KO)1敗という数字を残している。積極的に相手に圧力をかけて追い込み、打ち合いのなかで右ストレートや左フックを好打して倒すことが多い。直近の試合では右アッパーでダウンを奪い、フェイントからの強烈な右ストレートで戦慄的なKOを生み出している。会見では「コットのような本物のチャンピオンと戦えることを光栄に思う」と10歳上の先輩に敬意を払いながらも、「私には体力もスピードもパワーもある。経験も備わった。勝利を確信している」と語り、揺るぎない自信を感じさせた。
ともに高い攻撃力を持っており、KOでけりがつく可能性が高い。若さと体格で勝るアルバレスを推す声が多く、オッズも9対4で挑戦者有利と出ている。
なお、ともに下の階級から上がってきた選手ということもあり、試合は両陣営の合意によりミドル級リミットよりも5ポンド(約2.26キロ)軽い155ポンド(約70.3キロ)の契約体重で行われる。


Written by ボクシングライター原功

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