ニュース&コラム / NEWS & COLUMN
2016.05.27
【Jリーガーも楽しみなUEFA EURO】No.1 柿谷曜一朗「注目選手はスイス代表の“ホンマもんの化け物”FW」
2014年ブラジルワールドカップ直後にスイスの名門バーゼルへ移籍し、1年半を過ごした柿谷曜一朗(セレッソ大阪)。彼にとってスイスは「第2の故郷」と言っていいほど愛着の強い国だ。そのスイス代表が出場するUEFA EURO 2016™に、本人も「僕はスイスが一番だし、応援します。仲のいい選手が出ますから」と大きな関心を寄せる。
特に19歳の新星、ブレール・エンボロは近未来のスイス、そして欧州サッカー界を担う逸材。そのエンボロと良い関係を築いていた柿谷が、彼の凄さを軸にスイス代表の魅力・ユーロの見どころを語ってくれた。
◆今大会のユーロの注目選手は「見ていて楽しい選手」スイス代表FWエンボロ
……柿谷選手のUEFA EURO 2016™の注目国は、もちろんスイスですよね?
「はい、もちろん」
……その中でも気になる選手は?
「バーゼルで一緒にプレーしたブレール・エンボロですね。単純に仲がよかったのもあるけど、日本に戻った今、バーゼルの試合を見ていても、やっぱり能力がズバ抜けてるなというのはある。見ていて楽しい選手のひとりやと僕は思いますけどね」
……以前も「あいつは化け物」と話されていましたね。
「ホンマにそうです。(当時)18歳であれは化け物や、ホンマもんの(笑)。バーゼルに行って初めてそういう選手に会えましたね。ただ、彼の場合は『サッカーがうまい化け物』という意味じゃなくて、『身体能力的に』という感じかな。
今までも日本に来た外国人で身体能力高かった選手は何人も見ましたよ。セレッソ大阪で一緒にやったシンプリシオも、強かったしうまかった。だけど、シンプリシオはベテランやった。エンボロはまだ若いし、可能性が全然違う。ホンマにバルセロナとかレアル・マドリードに行ける素材やと思います。
そのエンボロと、バーゼルで同じポジションをやることもありましたけど、あんなにパワー、スピードのあるやつと勝負するなんて俺のプレースタイルからは考えられへんかった。実際、今シーズンのバーゼルはエンポロ頼みのサッカーをしていた。あいつがケガとかで試合に出ていない時は、チームのプレーが大きく変わっていた。それぐらい重要な選手でしたからね」
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