映画

ウォリアーズ

大物ストリートギャングを殺したと誤解されたギャングのグループは、自分たちの縄張りを目指してニューヨークを逃げ続ける。全米に衝撃を呼んだバイオレンスアクション。

後に「48時間」「ストリート・オブ・ファイヤー」などを手掛けるアクションの名手、W・ヒルが監督。当時全米の都市で社会現象になっていたストリートギャングの台頭を物語に盛り込んだが、監督はリアリズムを重視し、ギャング役の無名俳優たちを撮影までスタント学校に通わせた。そのおかげで生々しい迫力があふれる佳作となったが、全米公開当時、本作の影響で殺人事件が3つも発生。公開したパラマウント映画は宣伝を自粛し、劇場に警備員を置かざるを得なくなった。それほどのインパクトは決して古びない。