日本文化研究の第一人者ドナルド・キーン。92歳になる彼が70年以上にわたって見続けてきたMETの魅力を語る。新シーズンの見どころもたっぷり紹介。
日本文学、そして日本文化研究の第一人者であり、2012年に日本国籍を取得したドナルド・キーン。2014年、92歳になる彼が最初にメトロポリタン・オペラをみたのは16歳の時。値段は1ドルだった。その当時は大恐慌のまっただ中。家庭環境にも恵まれなかったキーンにとってオペラはまぶしすぎる世界。たちまちその魅力のとりこになる…。そんな筋金入りのMETファンであるキーンが語るMETの魅力、忘れられないオペラ。さらに、いつも彼がMETでオペラを見る4階席…いったいなぜ1階席ではないのか…など、キーンの目を通してMETの魅力を紹介する。11月から始まる2013-14シーズンの見どころもたっぷりご紹介する。