ドキュメンタリー
ノンフィクションW 拳闘こそ我が命 ~戦争に翻弄されたボクサー ピストン堀口~

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ノンフィクションW 拳闘こそ我が命

昭和初期に活躍し、前人未到の47連勝を記録した伝説のボクサー、ピストン堀口。太平洋戦争により世界王座を獲得する機会に恵まれなかった男のボクシング人生を追う。

昭和初期に活躍したプロボクサー・ピストン堀口こと堀口恒男と戦争との知られざる関係に、本人の日記、試合パンフレットなど新発見された資料で迫る。家族の証言や、当時試合を観戦した人、そしてファイティング原田のインタビューも収録。
今から100年前の1914年、堀口は栃木県真岡市で生まれた。堀口とボクシングとの出会いは、地元真岡で開催された模範試合だったという。1932年、早稲田大学進学のため上京した彼は日本拳闘倶楽部に入門し、翌年にはプロデビュー。47連勝という戦績は、現在でも破られていない前人未到の大記録だ。後に引かない猛進型の戦法が堀口の持ち味で、ラッシュが始まると観客は「ワッショイ、ワッショイ」と大合唱したという。堀口は、世界チャンピオン獲得は間違いなしといわれ、東洋フェザー級チャンピオンにまで上り詰めたが、結局戦争の影響で、世界戦が組まれる機会には恵まれなかった。生涯約600試合を闘った彼は、1950年、36歳の若さで東海道本線の下り列車にひかれ死亡した。今年は彼の生誕100周年。6月には堀口をしのぶ記念試合が開催され、熱戦が繰り広げられた。

ノンフィクションW 拳闘こそ我が命

昭和初期に活躍し、前人未到の47連勝を記録した伝説のボクサー、ピストン堀口。太平洋戦争により世界王座を獲得する機会に恵まれなかった男のボクシング人生を追う。

1933年、日本ボクシング史に残るイベント、日仏対抗拳闘大会が開かれる。登場したのはその年デビューしたばかりの無名の新人、堀口恒男。彼は元世界王者を相手に果敢に闘い超満員の観客は熱狂する。外国人の強豪と対等に戦う姿は、満州事変で中国に進出した日本人の琴線にふれるものがあり、堀口は瞬く間に国民的ヒーローに。機関車のような猛進型のファイトスタイルでいつしか彼は「ピストン堀口」と呼ばれるようになる。
2014年、堀口自身の日記と当時の試合プログラムが発見された。その内容は日中戦争時、堀口が中国で試合をしたというものだ。打たれても下がらない捨て身の戦法は日本軍が理想とする戦い方で、軍は兵士の士気高揚のため、堀口の慰問試合を積極的に組んでいく。だが、この戦法には肉体的リスクが大きく、堀口の健康はむしばまれていた。そして戦後、負け試合が増えながらも試合を続けた堀口にはある想いがあった。
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