映画

ホーリー・モーターズ

白いリムジンに乗り、次々と別の人格に変身しながらパリの街を走り回る男の不思議な１日を、鬼才Ｌ・カラックス監督が独創的なタッチで描いて絶賛を博した刺激満点の傑作。

1983年、弱冠23歳で長編デビュー作「ボーイ・ミーツ・ガール」を発表して一躍注目を浴びたフランス映画界の鬼才、カラックス監督。彼が、長編映画としては「ポーラX」以来、13年ぶりとなる待望の新作を発表。同監督の分身的存在であるD・ラヴァンが、本作では次々と人格を変身させる謎めいた主人公に扮して、観る者の度肝を抜く不思議なパフォーマンスを次々と披露。また、K・ミノーグら、多彩な共演者と奇跡のように美しい夢の場面を奏で、欧米のメディアがこぞって絶賛する独創的な傑作に仕上がった。