映画

トランス

Ｄ・ボイル監督のもと、Ｊ・マカヴォイらが共演したスタイリッシュサスペンス。オークション会場から消えた絵画を探すため、主人公が失われた記憶をたどると意外な真相が？

D・ボイル監督が「トレインスポッティング」「シャロウ・グレイヴ」の脚本を手掛けたJ・ホッジとまたもタッグを結成。絵画が盗まれる場面から始まるが、物語が進むにつれて二転三転、ビックリするような展開に転じていく。複雑に入り組んでいるものの、ボイル監督の軽快な演出で、一気に駆け抜けるような感覚だ。そして、ボイル監督が演出を手掛けたロンドン・オリンピック開会式で音楽ディレクターを務めたアンダーワールドのR・スミスが音楽を担当、陶酔感（トランス）を生みだしているのもカッコいい。