映画

愛さえあれば

結婚式の準備のために集った１組の男女とその家族らが織り成す多彩な恋愛模様を、デンマークを代表する実力派女性監督Ｓ・ビアが軽妙なタッチで綴った大人のラブコメディ。

第83回アカデミー外国語映画賞に輝いた「未来を生きる君たちへ」や「悲しみが乾くまで」など、従来、孤独や悲しみに打ち沈む人々の内面を繊細に見つめてきたビア監督が、本作では一転してロマンティックコメディに挑戦。「007」シリーズの第5代ジェームズ・ボンドでおなじみのP・ブロスナンと、「未来を生きる君たちへ」のT・ディルホムを主役に迎え、互いに心に傷を抱えた彼らが、多くの障壁を乗り越えて心を通じ合うようになるさまをユーモラスに綴り、おおらかな笑いと感動あふれる人間賛歌を生み出した。