映画

美しいひと

パリの高校を舞台に、転校してきたばかりの美しい女子生徒が同級生の男子生徒と青年教師との間で恋の板挟みとなり苦悩するさまを、Ｌ・セドゥの主演で綴った悲恋ドラマ。

「愛のあしあと」のC・オノレ監督が、17世紀の恋愛文学の古典「クレーヴの奥方」を翻案し、現代のパリの学園を舞台に男女の息詰まる三角関係をスリリングに描写。同級生の男子生徒と青年教師からともに熱い恋愛感情を寄せられ、2人の間で心揺れ動き、戸惑う16歳の女子高生を、セドゥが繊細かつ大胆に熱演して一躍注目を浴び、第34回セザール賞の有望若手女優賞にノミネート。以後、フランス映画界の次代を担う若手スターへの階段を駆け上がることとなった。共演は、「愛の残像」「灼熱の肌」のL・ガレル。