映画

ブンミおじさんの森

死期の迫った主人公が森の中で体験する不思議な出来事を、タイの異才A・ウィーラセタクン監督が幻想的に綴り、第63回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた話題作。

名だたる巨匠たちが顔をそろえるカンヌ国際映画祭のコンペ部門で、タイ映画史上初の快挙となるパルムドールをみごと獲得。審査委員長のティム・バートン監督をして「この映画には、私が見たこともないファンタジーがあった」と言わしめ、世界中の映画ファンに驚きと感動を与えた異色の話題作。死期の迫った主人公のもとに、遠い昔に亡くなった彼の愛妻や、行方不明になった息子も姿を変えて立ち現われ、時空を超えた不思議な交歓を織り成す様子を夢幻的なタッチで描き、観る者を独自のユニークな世界へといざなう。