人生の終わりに“自分は英雄だ”と己に言い聞かせながら、復讐のために行動を起こす老男性。彼の一生とは……。現在と過去を錯綜させてスリリングに描く人間ドラマの秀作。
老人ホームで暮らすトマは老富豪アルフレッドが殺し屋に狙われていると聞き、自ら彼の命を絶つべくホームから脱走する。彼は新生児のころ、向かいの家に住むアルフレッドと互いの肉親によって病院で取り違えられ、そのまま育ったと信じてきた。それからの彼の人生は父を失い、弟とともにいじめられ、愛する姉アリスと別れるなど不幸に満ちていた。トマは自身に対し、自分が英雄“トト・ザ・ヒーロー”であると言い聞かせるが……。作品データ
- 原題/Toto le Heros
- 制作年/1991
- 制作国/ベルギー/フランス/ドイツ
- 内容時間(字幕版)/92分
- ジャンル/ドラマ
受賞歴
- 第44回(1991)カンヌ国際映画祭カメラドール「ジャコ・ヴァン・ドルマル」
出演
役名 | 役者名 |
---|---|
現在のトマ | ミシェル・ブーケ |
アリス | サンドリーヌ・ブランク |
青年時代のトマ | ジョー・ドゥ・バケール |
少年時代のトマ | トマ・ゴデ |
若い時代のエヴリーヌ | ミレーユ・ペリエ |
スタッフ
-
監督ジャコ・ヴァン・ドルマル
-
製作ピエール・ドゥルオー
-
製作ダニー・ジェイ
-
脚本ジャコ・ヴァン・ドルマル
-
撮影ヴァルター・ヴァン・デン・エンデ
-
音楽ピエール・ヴァン・ドルマル