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アーティスト

ミシェル・ぺトルチアーニ with ジム・ホール&ウェイン・ショーター

溢れる才能を燃やし尽くしたフランス最高のジャズ・ピアニスト、ぺトルチアーニがセッションで見せた最高の演奏
  バイオグラフィー

[WOWOWライブ] 再放送 10月12日(水) 午前7:45

収録日/1986年7月14日

収録場所/スイス モントルー・ジャズ・フェスティバル

ディスコグラフィー

 

 先天性の障害によるその小さな体をものともせず豪快な演奏を繰り広げ、フランス最高のジャズ・ピアニストと称えられた、ミシェル・ぺトルチアーニ(1962年12月28日-1999年1月6日)。生まれながらにして限られた人生を宣告されていた彼は、家族が音楽一家であったことも幸いし、その短い人生をジャズ・ピアニストとして生きることに決めた。小さな体でも演奏可能な楽器、ピアノを選んだ彼はひたすら腕を磨き、13歳でデビューすると瞬く間に話題をさらった。その演奏技術は彼のハンディ・キャップを全く切り離した所で高く評価される本物の才能によるものであった。18歳でファースト・アルバムを制作。その後、多くのジャズ・ジャイアンツと共演しアメリカに移住。21歳で、フランス人として初めて、名門ジャズ・レーベル、ブルーノートと契約し、世界的な人気を獲得した。
 今回お届けするコンサート映像は、1986年7月14日、モントルー・ジャズ・フェスティバルで収録されたパフォーマンス。コンサートの前半は、ギターの名人、ジム・ホールとのデュエット。後半では、2人に加え、芸術家肌のサックス・プレイヤー、ウェイン・ショーターが参加し彩りを添える。この演奏はかねてよりペトルチアーニのブルーノート作品の2枚目として録音されることが決まっており、十分な録音設備及び映像収録設備が用意され、その結果、素晴らしい演奏内容に加え、質の高い記録となった。ペトルチアーニとジム・ホールのエレガントなデュエットは「美しいインスピレーション」、更にウェイン・ショーターのカラフルで力強い音色が加わったトリオ演奏は「純粋な匠の技」と評された。その溢れんばかりの才能を燃やし尽くしながら、36年という短い人生を駆け抜け、出来る限りの作品を残した天才ピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニ自身、この演奏は彼の生涯の中でも特に思い出深く大好きなセッションであることを明かしている。

 

♪OA曲目/Beautiful Love、In a Sentimental Mood、Careful、Waltz New、Limbo、Morning Blues、Bimini

  ディスコグラフィー

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1.「パワー・オブ・スリー」(1986年録音)
2.「ミュージック」(1989年作品)
3.「ミシェル・ペトルチアーニ」(1981年録音)
4.「ソロ・ライヴ」(1997年録音)

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