「ヒューゴの不思議な発明」来日記者会見
2月16日、六本木のザ・リッツカールトン東京で映画「ヒューゴの不思議な発明」来日記者会見が行われ、本作のメガホンを取ったマーティン・スコセッシ監督が出席した。本作は、スコセッシ監督が初めて3Dでの撮影に挑んだ本格ファンタジー。世界各国でベストセラーとなったブライアン・セルズニックの小説を原作に、父親が残した機械人形に隠された秘密を探る少年の冒険を描く。
2/22(水)更新
アカデミー賞発表を間近に控えて
Q.スコセッシ監督にとっては5年ぶりの来日ですね。
スコセッシ監督:自分にとって特別な作品と共に日本に戻って来ることができてうれしく思います。この映画に描かれている愛の世界を、皆さんに理解していただければうれしいです。
Q.本作は本年度アカデミー賞11部門にノミネートされていますが、今のお気持ちはいかがですか?
スコセッシ監督:この作品は、今まで自分が作ってきたものとは異なる、特別でパーソナルな作品なんだ。とても興奮しているよ。
Q.本作の主人公であるヒューゴは、監督自身を投影したキャラクターなのですか?
スコセッシ監督:自分自身、ヒューゴというキャラクターとの関連性は気付かなかったが、妻とプロデューサーから指摘されて確かにそうだなと思ったよ。わたしは労働者階級の出身なので、読書をするよりも父と一緒に映画を観ていたことが多かった。そのときに観たビリー・ワイルダーなどの映画が、自分に大きな影響を与えている。そういった父とのきずなは、ヒューゴというキャラクターにつながった面はあると思う。
12歳の娘のために作った作品
Q.本作はこれまでの監督が描いてきたものと異なる物語ですね。
スコセッシ監督:今、娘が12歳になるが、自分の人生の遅い時期に子どもが生まれるといろいろな経験をする。そういう経験からこの世界に対して自由な考え方を持つことができるようになった。原作の本を読んだときに、妻がわたしに「一度でいいから娘のために作品を作ったら?」と言ったんだよ。
Q.スコセッシ監督が一貫して大切にしていることは何ですか?
スコセッシ監督:「自分の描きたいものの主要要素が何なのか」。これまで「ディパーテッド」「シャッター アイランド」といろいろな物語を作って、感情的には行きつくところまでにたどり着いたが、再度リセットをしなくてはいけないと思ったんだ。そのあとに「ヒューゴの不思議な発明」を手掛けることになったんだよ。これはわたしにとって、祝福、恵みの作品になった。
幅広い年代の誰もが楽しめる作品
Q.本日は「ラスト サムライ」に出演された女優の小雪さんをゲストにお迎えしております。映画をご覧になっての、ご感想はいかがですか?
小雪:今回、映画を拝見して、一言で感想を言うのが陳腐(ちんぷ)な感じがしてしまいますが、ストーリー、脚本、美術、衣装、音楽、すべてにおいて完ぺきで、あっという間の夢のようなひとときでした。この作品は年齢を問わず、お子さんと一緒でもデートでも観られるような映画だと思いますね。
スコセッシ監督:小雪さんからそのようなご感想をいただいて、光栄に思います。最初はこの映画は子ども向けになるかと思っていたんですが、手掛けていくうちに、実はそうではなかったことに気が付きました。7歳から108歳くらいまで、誰でも楽しめる作品だと思います。
映画「ヒューゴの不思議な発明」は3月1日よりTOHOシネマズ有楽座ほかにて全国公開



















