左から高崎卓馬、高須光聖、蒼井優、山下敦弘、タナダユキ1月25日、制作発表会見が行なわれた。15秒でさまざまな世界を作るCMプランナーの高崎卓馬、バラエティ番組を中心に活躍している放送作家の高須光聖、リアルな描写に定評のある映画監督の山下敦弘、独特の映像世界を築いている映画監督のタナダユキという4人のクリエイター、そして主演の蒼井優が登壇。蒼井は「(この企画を聞いて)女優である私の日常は“真実”と“嘘”、どちらが多いのだろう? と思いました。それぞれのストーリーを演じながら、“嘘”ってこんなに広い意味を持つんだなぁと改めて感じています」と感想を述べた。また「中学生のときに学校を休もうとして、お母さんの声を真似して『休みます』と言ったのですが、バレていましたね」と微笑ましいエピソードも披露。4つの作品はどれも「“胃もたれ”するぐらい、蒼井優ばかりなので、是非楽しんでください!」と笑顔で語っていた。
「“嘘”と聞いて真っ先にイメージしたのは『嘘みたい』というセリフ」だったと語る高崎氏。「その言葉から物語の世界を広げていきました。今回はTV番組での演出なので、いつもの15秒間のCMでは、できないことをやろうと思い、“ダイアローグ=会話”にこだわりました」とコメント。「セリフが多い作品でしたが、高崎さんの世界がとても好きなので、それを壊さないよう演じました」と蒼井。現在、編集作業中という高崎氏は「蒼井さんの声が好きなので、彼女がセリフを発して演じている映像を幸せだなぁと思って見ています。一人のファンとして、先に見ることができて得な気分ですね」と語る。二人が紡ぎ出すCMとは異なる新たな世界に注目したい。
「“嘘”と聞いたら、赤福とか船場吉兆しか思い浮かばなかったですね」と笑うのは高須氏。「いつもは芸人が多い現場なので、初めてのことだらけでした。蒼井さんのような女優さんを傷つけてはいけないと思いましたね。ただ、走るシーンが多かったので、シゴキみたいになっていて…。それが申し訳なかったですね」と頭を下げた。対して蒼井は「撮影は1週間だったんですが、そのうち3日間は、セリフが一つもなくただただ走っていて…。哀しくなりました。高須さんは私の事、嫌いなのかな? とも思ってしまったり(笑)」と撮影時の思い出を語った。「ただ、きっと忘れられない作品になると思います」とコメントしていた蒼井の走りっぷりにも注目したい作品だ。
「“嘘”というのは、どうとでも捉えることができると思いました。映画というのもある意味“嘘”ですしね」と語ったのは、現在撮影中の山下監督。「蒼井さんと一緒に作るのも初めてだし、一つのセットだけで撮るのも初めてで…。いつもとは違うことができて楽しいです。嘘っぽい芝居なのに愛しい。すごく好きな作品になると思っています」とコメント。蒼井優は「若干、舞台っぽいですね。また、(大げさな演技をしたりと)いつもと違った芝居をして、これでいいのかな? とも思いますが(笑)、新しいことだらけなので、すごく贅沢だと感じます」と笑顔で答えた。この日もこれから撮影が控えているとのこと。新しいこと尽くめの作品になることは間違いない。
タナダ監督は「この企画を聞いたとき、面白そうだけど同時に難しそうだな…と思いましたね。“嘘”というのは、“かわいい嘘”や“優しい嘘”など色々と種類はあるんですが、私らしく、“心が凍るような嘘”にしようと思っています」とコメント。今作品は、夏に公開予定の『百万円と苦虫女』の序章になり、来週から撮影を開始する。「映画とは違う部分を、もう一度、蒼井さんと出してみたいと思いました」とタナダ監督が語ると、「一度演じた役をもう一度演じるのは初めてなので、どういう風になるかまだ全然わからないですが、タナダ監督とまた一緒に出来て嬉しいです」と蒼井。2人の息はピッタリ。どんな作品になるのか、今から楽しみだ。






