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原作本「空飛ぶタイヤ」

原作本
「空飛ぶタイヤ」
実業之日本社

- 本作を執筆した動機は?

「多くの企業がコンプライアンスを声高に叫びながら、不祥事と隠蔽は跡を絶ちません。
利益のために社会常識から逸脱していく傾向が現在の日本企業にはあるに違いなく、経営者にモラルを問いたい思いがありました」

- 勧善懲悪の物語でないのは?

「不正に手を染める企業戦士でも家に帰れば優しい父であり夫でもあります。
犯意がなくても、上司の命令に従うだけで社会的犯罪に加担してしまうのがこの問題の怖さです。
悪を告発するのでなく、関わってしまった人の生き様や葛藤をこそ描きたいと思いました」

- 重い題材ですが、温かみや希望もある物語ですね。

「企業小説だって泣けるし、血湧き肉躍るものがあるんだと読者に知ってもらいたいと思いました。
映像化に当たり、さまざまな人の手が加わることで新たな魅力が引き出されるのを期待しています。
濡れ衣を着せられたオヤジの熱き戦いをぜひ堪能してください」

「正義は勝つ」が信じられない世の中のような気がします。「正直者は馬鹿を見る」ものだと多くの人が思っているような気がします。この「空飛ぶタイヤ」という作品では「大きな組織」「多数派」に対して、「小さな組織」「少数派」もしくは「個人」が、信念をもって発言していく勇気、泣き寝入りしない根気、長いものに巻かれない強さ、…そんなことが「赤松」という主人公を通して伝わればいいな、と思います。