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英国の政界で高級官僚と政治家が繰り広げる丁々発止のかけひきを、ドキュメンタリー・タッチで描写。官僚や政治家のリアルな本音を垣間見せつつ、時折彼らが見せる人間味にニヤリとさせられる、大人の知的好奇心をくすぐるシニカル・コメディだ。やはり米国でリメイクされるなど世界的に人気を博した「The Office」(過去にWOWOWが放送)を気に入ったコメディ好きなら、より高い緊張感とより深みを増したシニカルな笑いを楽しめるだろう。
マスコミの間で「間もなく解任」と噂になっている社会安全省大臣のクリフ・ロートンのもとに、首相官邸広報局長のマルコム・タッカーが来訪する。マルコムは、「噂のネタ元は官邸ではない」とクリフに弁明するが、噂がある以上は実行しなければ政府が弱腰に見えてしまうため、解任せざるを得ないと彼に告げる。後任となったヒュー・アボットは“摘発部隊”の発足を宣言し、新政策の実現を急ピッチで押し進めるが……。
ヒューに敵対的な記者、サイモン・ヒューイットが「自閉症並みに現実と乖離している」と彼をこき下ろす記事を書き、ヒューと社会安全省は仕返しのために、少々“ファンキー”な新政策を発表しようと決める。グレン・カレンとオリー・リーダーは正反対のふたつの政策案を思いつき、どちらが有用かグループ調査を行なって調べることにするが……。一方、マルコムは懇意にしている記者に、ヒューの擁護記事を書かせようとする。
ヒューが出席する住宅法案報告審議会がいよいよ明日で最終日となり、全てが順調に進む中、社会安全省に一点の陰りが見え始める。副大臣のダン・ミラーの活躍にマスコミの注目が集まり、ヒューの影が薄くなってきたのだ。ヒューとグレンは若く爽やかな副大臣を内心で煙たがるが、必死に平静を装おうとする。同じ頃、ヒューが自宅以外にも住居を所有しているという噂が立ち、グレンはこの噂をもみ消そうと躍起になる。
政策顧問補佐のオリー・リーダーは、野党の“影の内閣”にいる女性研究員と一夜を過ごす。この噂はすぐ広まり、オリーは早速あらゆるジョークのネタにされてしまう。上級政策顧問のグレン・カレンとヒュー・アボットは彼と工場視察に向かう予定があったが、オリーは首相官邸のマルコムのもとに出向するため、同行できないと告げる。官邸入りしたオリーは、マルコムが自分と影の内閣のコネを当てにしていると知り……。
組織改革の動きがあり、外部顧問のジュリアス・ニコルソンが全省庁を調査することに。社会安全省にも圧力がかかり、緊迫した空気が漂う。ヒューは組織改革が本格的に始まる前に、首相にアピールするために新政策を発表しようと考えるが、なかなかうまくいかない。そんな中、ジュリアスは社会安全省のあらゆる場所や人をチェックしようとするが、ヒューがこれを徹底的に邪魔して、ふたりは一触即発の状態になる。
休暇から戻ったヒューは、新オフィスのある各省庁が雑居するビルに足を運ぶ。だが新しいオフィスにはプライバシーがなく、空調も故障中。省内のメールシステムがダウンしたので、ウェブの個人アドレスで連絡を取り合うという悲惨な事態に陥っていた。そんな中、ヒューは教育特別審議会への出席を求められる。ヒューとグレンは第二教育顧問のロイ・スメドレーと初めて顔を合わせるが、即座に気が合わないとわかり……。
©BBC 2005