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チャットブログ

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#4、#8、#12放送終わりに更新!

チャットブログとは…
シェイムレス狂の2人がSkypeでシェイム“フル”なシェイムレストークを展開!

岩崎 太整

岩崎 太整

岩崎 太整プロフィール

映画・ドラマ・CM等の様々な音楽を手掛ける作曲家。代表作に「SR サイタマノラッパー」シリーズ、「モテキ」、「巨神兵東京に現わる」、「カノジョは嘘を愛し過ぎてる」がある。その他にも「東京駅プロジェクトマッピング TOKYO STATION VISION」音楽監督、舞台「ヘドウィグアンドアングリーインチ」音楽監督などがある。「モテキ」で日本アカデミー賞 優秀音楽賞受賞。「東京駅プロジェクトマッピングTOKYO STATION VISION」でグッドデザイン賞2013受賞。

坪内 真

坪内 真

坪内 真プロフィール

岩崎の日本大学芸術学部映画学科の同級生で、20年近くWOWOWを観続けている。 放映開始当初「シェイムレス」をスルーしていた岩崎に録画したBD-Rを送りつけて薦めた。
シェイムレス師匠。

シェイムレス6 第三回!

つーか、最終回!

要するに#9~#12

そういうことです

こんな風に総括して話すのはもったいないな

そうなんだよな、若干もったいない

一話ずつでも良いくらいだったな

そう。今の観終えたテンションで話すとコミューンとかマンディとかがこぼれそう

そうそう! まさに!

マンディすげえ良かったのに、主軸からズレちゃうから

「ここで生まれたからって、ここで終わらなくていいんだよ」はすごく良かった

マンディの言葉はいつだって滋味に溢れている

リップとイアンの現状とこれからって、やっぱりマンディをポンと置くとくっきりみえてくる

確かに

マンディが基点の役割を果たしてくれるから、彼女が登場すると以前のリップとイアンと現在の二人がどう変わってきてどこに向かっていくのかが浮き彫りになるんだよね

たとえマンディ自身が別の場所にいようとも

サウスサイドの原点的なね

そうそう

だからあの出遭った時は、いかにもサウスサイド的な、どこかで途切れていそうな未来を辿っていくマンディと、どこまでも高く昇っていく放物線にのったリップ、っていう二度と交わらない線が交錯した瞬間にみえるし、

その後においては、原点より下まで落下していくリップがみえる

そうなんだよね。そして、マンディとはどうあれ二度と同一線上では交わらない

それが成長だ、といえばそうなのかも知れないけど

マンディはリップとイアンにとって過去そのものという気がする

確かに

それぞれのサウスサイド的な彼女、サウスサイド的な彼氏を偲ばせるだけでなく、昔と違って渇望しているものが将来とか未来的なものに変わってきている事を認識させる

そう、で、それがギャラガーという家族単位ではなく、個別に渇望しているものだという事も分かる

不思議なのは、その事に気付いた時やっぱり少し寂しいんだよな

何に対して寂しがっているのかは明確じゃないんだけれど

やっぱりマンディやミッキーのみせる影は、10代の頃のただただ惚れた相手をひたすらに求めた、という象徴だから

今はもうそうじゃないし、これからもそんな事は起きないだろうと感じてしまう寂しさじゃないかな

なるほど。そういうことだよね、きっと

サウスサイドのリップやイアンを思って寂しいというよりは、やっぱりどこかで自分自身に置き換えてるんだよな

少なくとも俺はそうだね

そして玄関でリップと遭ってしまった時に、スッと出ていけるマンディの美しさよ

ほんとだよ、マンディはいつもそうだから強く儚く美しい

で、今までどこかで自分を投影し続けてきたから、最終話の教会で観てる側もしんどいんだもんな

教会のシーンはしんどかったなぁ

今までのシーズンとはまた違ったしんどさだった

いつものシーズンはラストで昇華する感じだったしね

そうなんだよ

まさかこっちにまで突きつけられる事になるとは

「そんなにおまえらは正しいのか」

一気に喉元までくるよね

どこかでフランクを下に見ていたと改めて気付かされる

フランクが最低のクズだからって、こっちが免罪を受けられるわけではない、っていうね

そうそう

で、ショーンの件で今までこっちが思い描いていた像みたいなものが、勝手に思い込んでいただけのものだと知る

何かをやらかすんじゃないかと危惧していたら、既にやらかし続けていたとはね

実際に何かをやらかす場面をみるよりもこたえたなぁ

いやーこたえたね

挫けそうになりながらずっと闘い続けているんだと思っていたら、本当はずっと負け続けていた、という衝撃

そう。裏腹に、表立った部分はどんどん真面目になっていっただけにね

ガスの指輪を届けにくるところとか完全にヒーローだったし

良いシーンだったなぁ、あれは

人の結婚指輪でプロポーズしておいて、あれだけヒーローになれるなんて

それ以外のシーンでも、本当に沁みる事言うなぁと思ってたから、あの時もあの時もキメてたのかというショックが駆け巡る

そうなんだよな、前から言ってたけどどっかで我々もショーンに心酔していった部分があったしね

あったね。やっぱり三塁ベースで生まれたような恵まれた人間よりも、苦労して前に進んできた奴に男を感じるし、肩入れしたくなる

サウスサイド的なところから這い上がる手本のようにも見ていた

そうそう、そして常に後悔の念を携えていた部分にも共感していた

そうだね。なにより、そういう苦しいところや情けない部分にこそ共感したのが大きいな

だから、もしかしてまた注射器を手にとってしまうかも、という予想と覚悟はあったけど、毎日キメているというのは想像できなかったな

俺自身のメンターにすら感じていたのに、ブラウンシュガーを手に取ってからの言動だったかと思うとやりきれないものがある

教会のシーンにフランクが殴り込んできた時、もちろん止めろとは思うんだけど、フランクの話を聞いてると結局どっちが悪いのか分かんなくなってくる

他人の欠点やダメなところに対する不寛容や、自分を棚に上げて自分より最低な人間を叩くことの欺瞞を突かれるとね

不意に突かれるから、身動き取れなくなるんだよな

だからこそ、その「正直なクズ」に真っ先に殴りかかったのが、今シーズン一番転落したリップなのはわかる気がする

そうなんだよ

あの時のリップって結婚式を守る大義はあれども、本当は自分の一番苦しい部分に突き刺さったからこその行動なんだよな

退学になってアリバイで飲んだくれて、ケヴィンに「お前の親父がいつも座ってるイスだ」って言われても顔を背けていたリップが、本当にフランクと同格になる瞬間でもある

マンディが示したサウスサイドの原点を下回る行動とも取れる

サウスサイドというか、自分自身の原点

そうだね。シーズン1からずっと、家族の中で一番フランクと対比的な存在として描かれてきたし

ただそのお陰で「今は人生のどん底」という自覚に至れたんじゃないかなと思う

あー、確かにそれはあるね

さらに話を広げていくと、デビーがリップの弱音を聞くことには大きな意味があったと思う

というと?

デビーは明らかに疲れていて助けが必要だけど、フィオナや家族の手伝いを断って、乳幼児健診の先生に心配されても「大丈夫」と言い張ってたよね

うん

誰の手も借りないよう大丈夫大丈夫と突っぱねていたデビーが、リップに対して「大丈夫?」と尋ねて、家族のヒーローであるリップが率直に弱音を吐くのを聞く、ということに、デビーの頑なさを解きほぐす手掛かりを感じる

なるほど。確かに「家族は家族だし」という一言はフィオナを救う以前にまず目の前のリップを救っているよね

確かに。あの一言がまずリップの「どん底」を引き出すきっかけになってる

シーズンの印象が単に暴露というか露悪的なもので終わらずに希望を感じるのはこの辺のやり取りが大きいと思う

そうだね。最終話の原題は「Familia Supra Gallegorious Omnia! 」というラテン語だけど、こういうシーンが「家族は何でも乗り越えられる」という意味に深みを待たせてる

まさに。ギャラガー的なね

#9から最終話まで描かれてきた事ってやっぱりそういう部分に落ち着くんだよな

フランクがやったことだって決して褒められるべき事ではないけど、方法を度外視すれば一概に悪事だと言い切る事は出来ないしね

今後を思うと、最低だけど最悪ではないのかもっていうところでね

そうそう

逆にカールはどれだけ心の底から更生したとしても、最低だというレッテルから逃げられない

いじらしい程がんばっているけども

好きな子のお父さんで黒人で警官ってカールが畏怖するものの権化だよな

そうなんだよな

ドミニクの親父のルーサーってすごい良い役だと思うんだよ

理解も思慮もあるけど、決定的に一般者というか

カールに対して絆されない部分が、サウスサイドに生きる人々に対する一般的な感情と相似形になっている気がする

彼らがどういう立場なのか、という輪郭をより一層浮かび上がらせるというかね

ああ、いわゆるサウスサイド的、ギャラガー的なものと反対に配置されてるよね

うん、本来であれば人間的に絆されるような場面でも決して譲らない。それは一つの正義ではあるんだけど、懲罰的な社会そのものの具象になっている気もする

なるほどね。確かに。

一方で、カールをギャングから足を洗わせてくれた、更正や社会復帰の象徴ともいえるショーンの真実を知ってしまった今となっては、下町的なだらしない悪意から娘を遠ざける為にはああいうスタンスしかないようにも思えてくる

そうなんだよなー。対処療法的な防御より、ああいう処置の方がより有効だとも思う

だからこそ良い役

そうだね。今シーズンはショーンとか教授とか父性をみせるキャラクターが多かったから特にね

うん、その父性の象徴であった人達も他人には言えない弱さを持っていただけに

観てる側にとって一番親しみにくいけど、一番家庭を守れているんだよな

あの一家って父子家庭ってことなんだよね?

あーそうなんかね

あの対応はその部分にも起因していると勝手に思っていたけれど

なるほどそれは頷ける

食卓囲んだときもいなかったし、そうなんかもな。奥さんいない説。

あー、確かに。娘のドレス選びも一緒だったしな

ケヴィンには二人いるのにな

正直、あの展開は全く想像がつかなかった

ケヴィンはもっと酷い目に遭うもんだと勝手に思ってた

まあ遭ったといえば遭ったけど

それもそうか

半分寝取られたようなもんだしな

確かに

じゃ、そろそろ今シーズンも最後のお気に入りシーンいってみようか

ふむ

やっぱり最後のフランクを川に投げ込むところかな

あー

まさに「水に流す」場面

贄となる聖者の様にね

皆の抱え方が、それだったね

まさに

おれは結婚式のシーンでフランクが家族ひとりずつの現状を述べていくところかな

あー

フランクって全く家にいないし家族の事なんて何一つ知らないように見えて、全員の事をちゃんと知ってるんだよね

言わなきゃいい事も全部暴露しちゃうけど、一般的な親なら普通知らないような部分も、やっぱちゃんと「知ってる」んだな、という部分が良かった

単にこういう事があった、ってだけじゃなく、それが意味するところまでね

そうそう

神の審判の如き見通しぶり

確かに

さっきツボが言ってたように最低ではあるけど、最悪ではないというフランクの父性が、ショーンや教授のそれを凌駕したように見えたんだよな

なるほどね

ほとんど蚊帳の外なのに、誰に何が起きているかしっかり見えてるよな

そう、だから「受け入れてきた」という言葉も嘘臭くは聞こえない

確かに

そしてそれは、最もしっかり家庭をコントロールしているドミニクの父親が、娘を処女だと信じている、あるいは信じ込もうとしている感じと実に対比的だね

あ、そうだね、確かにそうだ

本当はカールと既に関係を持っていることを「受け入れる」ことはできないだろうし

フランクが「罪なきものから石を投げ打て」の話を持ち出したのは、聖書の「姦淫の女」とフィオナを掛けた描写なんだろうけど、それだけじゃなくて、娘の処女を信じる父親との対比も含んでいるのかな

あー、なるほど。確かにその対比は大いに含まれる気がする

さっきタイセイが言ってた、フランクが他の人の父性を凌駕した感じというのが今わかってきた

ショーンが式場を出て行く時、ケヴィンがフランクに対して「人間のクズだな」と言ったけど、ウィルを追って迷いもなく出て行ったショーンだってクズといえばクズだよな、とも思った

ドラッグを隠していた事とは別にね

今回、リリアンとクライドと呼び合ったりして、殊更にフィオナと二人の甘いシーンが盛り上がっていたけど、結局は「ウィルの父親」がクライドごっこを楽しんでいただけなんだ、っていうのが露呈する瞬間だよね

そうそう、その事実の上でフィオナに対してメンター的役割まで担っていたことは、クズな事に真正直なフランクと比べて決して勝る様なものではないのかも知れない

確かに

ショーンの胸を打つような言動と、実は毎日キメてたという真実の乖離って、自分の弱さを受け入れられないことに由来するもんな

そう

それと対照的に、物語後半のフランクは方法こそムチャクチャだけど、家族の期待を何一つ裏切らなかった

そうだね

それ以外にはなにもないけれども

うん、だからこそ、その一点で他の父性を凌駕した気がしたんだよな

ま、最後は水に流されるわけだけど

皆の過ちを受け入れ、真実を告げて放逐された、という言い方も可能だな

どっかの神様みたいだな

冗談半分だったけど、話してるうちに、やはりそういう一面があるなーと感じた

なんか俺もそんな気がしてきた

で、翻って、そういうものは川に投げ込んで人生を続けよう、というのもあるんじゃないかね

まさに

あのいつも通りのシーンはそこまで示唆的だったのか

いやー、来シーズンは一体どうなるかな

どうなるかね

全員いじれそうだし

リップとデビー以外は振り出しに戻った感あるしね

そうだね。リップもある種の振り出しだしな

そうだ、確かに

帰ってこないかな……ミッキー

あ……ミッキー

ということで長丁場になったけど、シーズン6も終わり

やっぱまとめて話すと長くなるな

まだ話し足りない感じもあるしね

そうなんだよ

スヴェトラーナについてとか

泥んこ決闘についてとか

そう!

あーまた今度関係なく話そう

そうだな、尽きないや

まあそれがシェイムレスのいいところだ

そうね

アメリカではもう既にシーズン7やってるんだよね

やってるみたいだね

「WE WANT YOU」のポスターみたいな格好してたな、フランク

募兵のポスターのやつか

ほんとだw

全く想像がつかないけど、楽しみに待とう

うむ

じゃあ今シーズンもお疲れした

おつかれっした

来年もよろしくお願いします!

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