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893愚連隊

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893愚連隊

組織を嫌い、本物のヤクザたちから圧迫されながらも、しぶとく“ネチョネチョ生きる”チンピラたちの姿を、松方弘樹、荒木一郎らの競演で活写した中島貞夫監督初期の傑作。

当時東映の主流路線だった、義理人情の世界に生きるヤクザたちの姿を折り目正しく描く任侠映画に対する反発心から、まだデビューして間もない中島貞夫監督が、組織に縛られることなく自由気ままに生きる愚連隊の連中を、共感を込めていきいきと描写。カッコ悪くてぶざまでも“ネチョネチョ生きる”ダメ人間のチンピラたちを、若き松方弘樹や荒木一郎が好演する一方、特攻隊の生き残りである昔かたぎの彼らの兄貴分を天知茂がハマリ役で好演。中島監督は監督4作目の本作で、この年の日本映画監督協会新人賞に輝いた。

893愚連隊

組織を嫌い、本物のヤクザたちから圧迫されながらも、しぶとく“ネチョネチョ生きる”チンピラたちの姿を、松方弘樹、荒木一郎らの競演で活写した中島貞夫監督初期の傑作。

京都を根城に白タクの客引きやカツアゲなどで生計を立てる、ジロー、参謀ら、若いチンピラたち。そんな彼ら愚連隊に、元特攻隊の生き残りで15年の刑期を終えて出所してきたばかりの杉山や、二枚目の青年・幸一もナンパ要員として新たな仲間に加わる。やがて彼らは、とある情報をもとに、輸送中の原薬を奪い取って製薬会社から大金をせしめるが、それを暴力団組織が横取りしようとしたことから、両陣営の間で熾烈な争いが生じ…。

作品データ

  • 制作年/1966
  • 制作国/日本
  • 内容時間/89分
  • ジャンル/ドラマ・アクション/冒険

出演

役名 役者名
谷口ジロー 松方弘樹
参謀 荒木一郎
杉山ひろし 天知茂
大隅幸一 近藤正臣
のぶ子 稲野和子
黒川 高松英郎

スタッフ

  • 監督
    中島貞夫
  • 原案
    菅沼照夫
  • 脚本
    中島貞夫
  • 撮影
    赤塚滋
  • 音楽
    広瀬健次郎

ユーザーレビュー

現在、2件のレビューが登録されています。

  • 東映の波は白黒バージョンが一番カッコいい。(現在のは両脇からチョロ…)

    • ★★★★☆
    • jun市
    • 2018/01/28 21:51

    予算を使って豪華なセットを組んだ映画、低予算でオールロケの映画。公開時に見るなら前者だが、時間がたってから見るにはロケ中心の映画が面白い。なんせ当時の風景がその 続きを読む

  • 傑作!

    • ★★★★★
    • うさみみ55
    • 2018/01/25 20:09

    今の時代じゃ考えられないハードな内容。観終わった後とても苦しかったけど、観てホント良かったです。
    1966年頃の京都の街の風景とか、風俗とかも見ることが出来ます
    続きを読む

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