ドキュメンタリー
ノンフィクションW ユーリー・ノルシュテインの、話の話。 〜アニメーションの神様 終わらない挑戦〜

ノンフィクションW ユーリー・ノルシュテインの、話の話。
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世界中を魅了し続けるロシアアニメーション界の巨匠ユーリー・ノルシュテイン。彼が1981年に始めた「外套」の制作はまだ続いている。その創作の源泉に迫る。

旧ソ連時代に国営アニメスタジオとして設立され、2016年に創設80周年を迎えたソユーズムリトフィルム。このスタジオではプロパガンダ作品を製作する陰で『森は生きている』や『雪の女王』といった名作を生み出してきた。ノルシュテインもかつてこのスタジオに所属し、『チェブラーシカ』のアシスタントなどを務めている。
彼は国際的なアニメ祭で数々の賞を受けたほか、代表作『話の話』がアメリカの映画芸術科学アカデミーから「史上最高のアニメーション映画」と認められたことが。日本でも、手塚治虫が彼のサインを部屋に飾ったり、宮崎駿が引退会見で彼を「友人にして『負けてたまるか』という相手」と語るなど、刺激を受けた者が少なくない。混沌とした現代社会にアニメーションは何ができるのか。彼を良く知る高畑勲のコメントや、36年間作り続けている切り絵を使ったアニメーション『外套』に込められた想いを通して、商業アニメと一線を画す彼の思想と創作の源泉に触れる。

ノンフィクションW ユーリー・ノルシュテインの、話の話。

世界中を魅了し続けるロシアアニメーション界の巨匠ユーリー・ノルシュテイン。彼が1981年に始めた「外套」の制作はまだ続いている。その創作の源泉に迫る。

ロシアのアニメーション作家、ユーリー・ノルシュテインには、1981年から制作中の作品がある。切り絵を使ったアニメーション『外套』だ。原作は帝政ロシア時代の作家、ゴーゴリの小説で、社会から見捨てられた貧しい下級役人の悲劇を描いたもの。彼がこの作品にこだわるのは、自己保身と欲望が渦巻く現代にこそ声なき声に耳を傾けることが大切だと考えているからだ。撮影台の上に置かれたキャラクターを一枚一枚コマ撮影していくが、24枚の撮影でわずか1秒の映像にしかならない。しかも、撮影の途中で脚本を修正することがあり、撮り終えたものを作り直すことも。そんなノルシュテインを、妻で美術監督を務めるフランチェスカが支える。また、彼と親交のある高畑勲は、進捗状況を聞いてプレッシャーを掛けたくないと語る。
目下、ロシアのアニメ界はソ連崩壊以降国からの製作費支援が減り衰退気味だ。ロシアアニメの未来を憂い、行動を起こす彼の姿も追う。(2017年)
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