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わずか48時間で短編映画を制作する世界規模のコンペティション「The 48 Hour Film Project」。熾烈な戦いを繰り広げるクリエイターに密着する。
2014年のカンヌ映画祭。無名の日本人監督の短編映画『わたしのお菓子』が上映された。主人公の女性が作ったお菓子を食べた男性たちが、彼女の思い通りになるというサスペンスタッチの作品だ。この上映は、世界で最も過酷で刺激的と呼ばれる映画コンペティション「The 48 Hour Film Project」を勝ち抜き、得られた栄誉だ。
日本では大阪で2011年にスタートしたこのコンペティション。今回、2015年の大阪大会にカメラが密着した。そこで見えてきたのは、脚本の段階で意見が合わず膠着状態を続ける者、48時間一睡もせずに過ごす者、編集が間に合わずタイムアップを迎えてしまう者…。わずか48時間、されど48時間。限られた時間の中でさまざまな人間模様が色濃く表われる。
このコンペを勝ち抜き、カンヌへの切符を手にするチームは現われるのか。映画制作にすべての情熱を注ぐクリエイターたちの48時間に完全密着する。(2016年)