映画

モンスターズクラブ

アメリカを震撼させた実在の爆弾魔《ユナボマー》の事件に着想を得たドラマ。山奥で手製の爆弾を作り、大企業やマスコミに送り続ける孤独なテロリストの心象風景を綴る。

「空中庭園」の豊田利晃監督が、18年にわたって大企業などに爆発物を送り続けた爆弾魔ユナボマーをモチーフに描く異色のドラマ。映画デビュー作「青い春」以来、豊田作品に何度も出演する瑛太が、熱望して主人公を演じることになったという。雪山で孤独なテロ活動を続ける男と、幻影として現われる怪物や死んだ兄弟たちの対話が荒涼とした心象を映し出す。共演は窪塚洋介、映画初出演となるミュージシャンのKenKenなど。