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談志落語とその遺伝子 立川流の落語を引き継ぐ弟子たち・博多座親子会

落語家魂を弟子たちに伝える家元談志の姿・博多座親子会

　立川流を独自に立ち上げた家元・立川談志。今日の落語界の隆盛は、談志がいなければなかったといっていいほどの存在。落語ファンなら一度は体験したい談志落語の世界。2010年12月に行われた博多座での親子会では、ひさしぶりに元気な姿をみせファンを喜ばせた家元・談志。師匠・談志の落語を故郷博多の観客に見せることができた立川生志ばかりではなく、談志が作った立川流には、いまの落語界を支える志の輔、談春、志らくら数多くの人気のスターたちをはじめ、落語の未来を担う才能が大勢揃っている。家元・談志と談志落語の遺伝子を継ぐ立川流の弟子たちの姿を紹介する。そして、弟子たちのなかでももっとも出世に時間がかかったといわれている立川生志が博多座親子会で観客に披露した「紺屋高尾」の模様を紹介する。生志が高校生のときに博多ではじめてみた師匠談志の落語家が「紺屋高尾」だったという。その強烈な魅力にとりつかれて弟子入りし、ようやく親子会実現にこぎつけた生志の想いのこもった一席。