映画

網走番外地　決斗零下30度

昭和４０年代前半の日本映画界で圧倒的人気を誇ったヒット作「網走番外地」シリーズの第８作。高倉健演じる主人公の橘真一は“地獄の八丁目”と恐れられる炭鉱に乗り込む。

本作で主人公の橘は“地獄の八丁目”という異名を持つ炭鉱に乗り込み、過酷な労働条件のもとで働く作業員たちを助けようと大暴れを繰り広げる。零下30度という北海道・士別（しべつ）の大原野で長期ロケ撮影を敢行し、そこで雄大な風景の数々を切り取ったのも大きな見どころ。主演は「ブラック・レイン」「ミスター・ベースボール」など、後にハリウッドへの出演が続いた国際派スターの高倉。監督・脚本はシリーズにとって“生みの親”でもある、シャープなエンターテインメント感覚に熱狂的ファンが多い石井輝男。