
超能力故に社会からはじき出された子供たちを守る、少年クオン。
だが秩序を守るためクーストースのサイボーグ部隊が、子供たちを狙う。
全六章で描かれたハイクオリティSFバトルアクションがいよいよWOWOWに登場。
主演の神谷浩史にその魅力を聞いた。

『トワノクオン』という作品を、神谷さんなりに一言で説明するとすればどうなりますか?
そうですね…。キャッチコピーは「ハイクオリティSFバトルアクション」なのですが、まさにそのとおりの作品だと思います。
手描きのアニメーションとしては、最高峰のバトルアクションを楽しんでいただける作品ですから。主人公クオンは特殊な超能力を持った子供たちと対峙したり、敵対するサイボーグ兵たちと戦いますが、アクションシーンはどこも見応えがあります。中でも第一章と第六章の戦闘シーンはすさまじいクオリティです。もちろんアクションだけではなく、ドラマも見応えがあります。僕のところにいただいたお手紙では「キャストやキャラクターが気になって見始めたけれど、最終的に物語にすごく引き込まれ、結末がどうなるかとても気になりました」と書いてくださる方が大勢いらっしゃいました。

神谷さん演じる主人公クオンはどのようなキャラクターなのでしょうか?
クオンは、特殊な超能力を持ってしまい、社会に馴染めなくなった不幸な子供たちを助け、守ろうとしているキャラクターです。
一方、能力を持ってしまった子供たちを、社会を乱す存在として人知れず狩り出すのが、サイボーグ部隊を操るクーストースという組織で、クオンは変身能力を使って彼らと戦っています。ではなぜ、クオンはぶれることなく一途に子供たちを守ろうとするのか。それにはクオンの非常に重い過去が関係しているのです。どういう過去かは本編をご覧いただきたいですが、作品のコピーの一つ「この声は、千年消えない――」がヒントになっていて、物語が進むにつれて、クオンがどんなものを背負って戦っているのかが次第に明らかになっていきます。重たい過去を背負ったことから生まれる嘘のない言葉。どんなに打ちのめされても前向きに立ち上がる強さ。それがクオンの魅力です。

クオンというキャラクターを演じていかがでしたか?
難しくて、それだけに印象的なキャラクターでした。さきほどお話したようにクオンは非常に重いものを背負っています。だから、そういう裏付けを感じさせる説得力のある演技を構築しなくてはならないのが非常に大変でした。また13歳〜14歳と見た目が若いキャラクターで、女性の方が演じてもおかしくはない雰囲気を持っているので、僕が演じさせていただく意味が問われている役柄だなと感じながら演じました。
全六章を通じて印象に残っている場面はありますか。
あまりネタバレになっても申し訳ないので、さわりだけお話しすると、みんなを守りたいと願っているクオンですが、いつもその願いを達することができるわけではありません。その時のクオンの心情、演技というのは非常に印象に残っています。そして、そういうクオンの気持ちの積み重なりが、どこへ向かって収斂していくのか、とても興味を持ちながら演じていました。

トワノクオン』という作品の魅力は、どんな部分にあるのでしょうか?
『トワノクオン』は、とても普遍的な作品で、それが広く受け入れられている理由だと思います。まず一つはキャラクターデザインを担当した川元利浩さんの絵の魅力です。かっこよくて暖かみのあるキャラクターたちには、世代を超えて楽しんでもらえる普遍性があります。また『トワノクオン』のドラマもまた、普遍的なものを描いています。たとえば能力を持ってしまった子供たち。彼らは、その能力も含めて、ほかの人となんら変わることのない普通の子供として描かれています。普通の子供だからこそ、自分の能力に恐怖したり、能力に振り回されてしまったりする。そしてその子供たちをまっすぐひたすらに守ろうとするクオン。『トワノクオン』のドラマはそこから生まれているので、さまざまな人の心に訴えかける力を持っています。10代、20代、30代と見ている人の年齢によってそれぞれ違った見方ができると思いますし、一度見られた方は、折に触れて見返していただければ、新たな見方で楽しめるはずです。

『トワノクオン』のWOWOW放送にあたって、見所を教えてください。
そうですね…見所は多いので「とにかく観てください」ということに尽きちゃいますね(笑)。第三章までは、クオンをはじめとする各キャラクターの立ち位置や普段の様子などが丁寧に描かれています。それを踏まえた上で、第三章の回想シーンとラストの衝撃的なセリフで観ている人をドキッとさせると、それ以降はぐっと物語に加速がついて、第四章から第六章はまるでジェットコースターのような勢いでラストまで一気に進みます。第三章まで観てしまったら、ラストまでは目が離せず絶対観てしまう勢いがあるので、リアルタイムで視聴される方は、そのつもりでご覧いただければと思います(笑)。
WOWOWをご覧の方にメッセージをお願いします。
僕は以前から一視聴者としてWOWOWを楽しんでいるんです。厳選された作品を放送しているところがWOWOWの一番の魅力ですね。だから『トワノクオン』がWOWOWで放送されることをとてもうれしく思っています。映像の状態にもこだわってくださるマニアックな放送局なので、TV放送としては最上級の映像で『トワノクオン』を楽しんでいただければうれしいです。

Page TOP
「トワノクオン」©BONES/トワノクオン製作委員会